最近見た映画の感想!「キック・オーバー」「モンスター上司1、2」「ワールド・ウォーZ」「インセプション」「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」

1本目「キック・オーバー」
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点数は70点
メルギブソン主演!これだけでアクション映画の”悪カッコイイ”部分は100点な気もしますが、この映画はメルギブソンだからこそ「最強万能すぎる主人公」がかなり生きた映画だ!
共に行動する少年キッドも良い。厳しい言い方かもしれませんが、見てる側をイラつかせる、テンポを悪くする子役が多くいると自分は思っていて、だからこそメルギブソンの”大人の漢”と組み合わせて大丈夫かと心配してたんですが・・・もう満点!!なんて良い子役なんだ!子供もちゃんと生きているんだから、「騒ぐ」「甘える」だけじゃなくて、自分なりになんとか状況に適応しようとするんですよ!!そういう「生きた子役」をしっかり演じられてた。
そして舞台となる刑務所「エル・プエブリート」も、ヤバすぎる雰囲気をしっかり出せてて良い!(実際にあった刑務所と知ったときはゾッとしましたw)
ただ、進行する話の多さは、テンポの良さと相反して、この映画を見づらくしてしまっていた・・・。主人公の話、主人公が手に入れたカネを奪った刑事、主人公が何をして捕まったのか追いかける刑事、主人公を追いかけるマフィア、マフィアを統括する男、キッドと母親、ハビを始めとする刑務所内の権力者・・・この映画、そんなに話を多くする必要ある!?マフィア周りと刑務所の権力者を一緒にするとか、刑事周りの話は独立して進行させるとかしたらもっと見やすかったのに!!


でもラストの寝取った元仲間に復讐するシーンは最高でしたw

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点数は1は80点、2は40点・・・
1の「上司最悪!→やっちまおう!!」、こういうバカなノリは大好きですw以前見たハングオーバーとどこか似ている3人組の”憎めないバカさ”加減が絶妙で、どんどん引き込まれた!
けど・・・2は3人組のやりとりが”憎むべきバカ”に代わっていて、本当に面白くなかった・・・特にデールとカートの2人の行動がバカすぎる・・・ストーリーとしても、2人のバカさ加減のせいで危機一髪の連続で、本当に白けてしまった・・・
というか前作から見ても、3人は絶対誘拐なんて企てないって!!1の良いところを、2ではやろうとして失敗してる、そんな映画でした・・・

3本目「ワールド・ウォーZ」
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点数は75点!
評価が悪いのも知っています。が、嫌いじゃない!むしろ好き!な映画でした。ゾンビ映画をよく見る方からするとこの映画のテンポ感と緊張感のなさ、ホラーとしての微妙さが気になるんだと思います。けどホラー絶対ムリ体質の自分からすれば”カラっと見れる”映画で良かった!
イスラエルは壁を作り、ロシアはゾンビと全面戦争、北朝鮮は全国民の歯を抜く・・・ような各国の対応も面白かった。これは原作の良さらしく、原作ファンからするとこの要素が少なくて批判されているらしいけど、自分は逆に原作を読みたくなりました。
波のように押し寄せるゾンビ、ゾンビピラミッドを作るゾンビなど「すげぇぇぇ!!」としか言いようのない映像も良い!
ラストの展開も、尻すぼみしてしまったと言う方の意見もわかります・・・けどあのブラピドヤ顔帰還はスカっとしたし自分は気になりませんでした!
ただ、家族回りの話が・・・あんな状況で奥さんが電話かけてきたら、「音を聞かれるとまずいからこっちからかける」ぐらいの注意はしても良いんじゃない?てかしろよ!!気になってしょうがない!!それに家族が船から追い出される話も、行く先は襲われないといけなくない??それをブラピが助けてエンディングでしょ!!

ともあれ、原作が読みたくなる映画だったのは間違いないし、ゾンビ映画苦手な人でも楽しめる良い映画でした!

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点数は65点
他人の夢に入る(ドラえもんでもこういう道具あったよねw)という非現実的すぎる設定に説得を持たせるための前半は、本当に頭を使わされた。けど良い!難しい(風な)話は理解できればできるほど「なるほどなるほど」と理解している自分に酔えるので嫌いじゃないんですよねw
そして中盤からは前半の設定を生かしたアクションや展開・・・と思いきや、ここでも新しい設定が!それは「強力過ぎる麻酔だと死んでも起きられない」というご都合主義設定・・・。そんなヤバイこと秘密にしとくなよ!!と誰もがツッコんだと思います・・・
キックという起こし方がありますが、それの理屈も、その新設定のせいで「強力な麻酔なのに起きれんの!?」という矛盾になってしまっているし、自分がいるのが夢か現実か見分けるためのトーテムも、”他人に知られていない情報だから、夢なら持っていない”ということなら、自分の夢だったら見分けられなくない??この矛盾がラストの伏線なのかもしれませんが・・・

ただこういう矛盾が気になる、気にしてしまうほど”現実味”のある設定は、何回も観たくなる魅力を秘めてると思うし、もしかしたらもう1度見たらこの矛盾が解消されるかもしれないと思わせてくれる映画でもあった!

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点数は95点!!!!!!!!生涯ベストの中の1本!!
無駄なことは言いたくない、今すぐ観ろ!!!!!
と言いたいところですが、ここでは一応感想を書いておきます・・・w
テンポの良い、手慣れた料理シーンで序盤からテンションが上がり、素直に「この料理旨そーー!!!」と思わされる絵の見栄えの良さにまたテンションが上がり、だからこそブロガーに貶されたことに対して見てる方もちゃんと腹が立つし、ブロガーにキレるシーンはやってはいけないとわかっていても「もっと言ってやれ!!」と応援したくなってしまう。このキレるシーンで、テンションはMAXになりこの映画の虜になっていました・・・(まだ序盤ですw)
そしてフードトラックを始めると、またサンドウィッチが美味しそう!!深夜に見るんじゃなかった!!そして何よりカールは父親として楽しそう!!勿論息子も楽しんでるけど、それよりもカールは心底楽しそうで、観てるこっちももうニヤニヤしながら2人の関係を見ていました。好きなことをしながら、好きな奴との関係も上手くいくようになっていく・・・こんなに幸せな展開があっていいんだろうか!!

ただ、最後に元の一流レストランのリーバを登場させてくれたらもっと良かったのに・・・と個人的には思ってしまいました。ブロガーを一方的に悪い奴と描くんじゃなくて、彼も違う形であれ食べ物を探求する者として描いたなら、リーバも単に頭が固いキャラで描くんじゃなくて彼なりの成功を見せてほしかった・・・

しかしながらこの映画、映画としての山場はかなり低いし、コメディとしての爆笑もないけど、”笑顔になれる”映画になっていて、「映画最高!!!!」と素直に感じられた!!音楽、絵、キャラクター、どれを取っても最高だし、なんだか人生が楽しくなるような魅力を秘めた、最高の映画だ!!(何回「最高」って言うんだよ・・・w)


寝ぼけて書いているので、誤字脱字、またわかりにくい表現があるかもしれません。申し訳ないです。