※仮段階です

1本目「オール・ユー・ニード・イズ・キル

点数は70点!
トムクルーズといえば、私はMIシリーズを思い浮かべるし、「イケメン完璧主義」なイメージが付いているんですが、この映画のトムはヘタレ!!みんなで行進しているときに逃げ出そうとしたり、上官を脅してでも戦場に行くことを拒んだり・・・私のイメージするトムクルーズを見事に壊すギャップは最高に笑いましたw
この映画、予告でもわかる通り「死ぬ→生き返る」のタイムリープをするんですが、これがすごくゲームっぽい。
ゲームは失敗するとゲームオーバーになりやり直す。そして前回学んだことに注意しながらプレイすることで前回より先に進む。この繰り返しでラスボスまでたどり着く・・・。この流れがまんまこの映画には詰まっています!この設定、好き嫌いは別れると思いますがゲームをよくする自分は大歓迎でした。「ここで左に避けてその先で右を撃つ」みたいなセリフが出てきたときはどこか近視感を覚えましたw
ただ、前半の「どこでやり直しになるかわからない」緊張感は後半には感じられなかったのが残念でした・・・。後半は普通のアクション映画のように「いつ主人公が死ぬかわからない」緊張感にシフトするんですが、さっきまでの緊張感と比べると「まぁそう簡単には死なないでしょ。生き返れないんだし」と短絡的に見てしまいがちになってしまったんですよね・・・


そして謎なのがラスト。死んだと思ったケイジはアルファの血を浴び、再びタイムリープ出来るようになる・・・っていうのはおかしくないですか!?オメガの力でタイムループしていたのに、オメガが死んでるのにタイムループするなんて・・・!
ここで自分はかなり考えた結果、こう考察しました。(誤っている可能性も十分ありますので、「そういう意見もあるよねw」ぐらいで読んでください)
あのギタイが駆逐された過去にタイムリープするラストは、実は何度もケイジがやり直して手に入れた最高のエンディングじゃないんだろうか。ゲームで何度もやり直してグッドエンディングを目指すように。

予告:

点数は85点!
ランダ大佐はもちろん、アルドやショシャナをはじめとして、冒頭の農家の農夫まで魅力的なキャラクターが多すぎる!!なんでこんなに惹き込まれる会話劇が出来るんだ!!というほど、全編魅力的な会話劇で出来ている映画と言っても過言でないと思う。
しかもこの映画、この魅力的なキャラクター達が、かなり早いテンポであっけなく退場する。見てるこっちは歯がゆい気持ちにさせられるが、すぐにまた魅力的な会話によって魅力的なキャラクターが登場する。これが繰り返されるため、調教でもされるようにどんどんこの映画にひき込まれてしまった・・・

ただ、バスターズの性質上、「彼らが強い」という描写はもう少しいるんじゃないだろうか。終盤までほとんど銃を撃たないし、アクション自体ほとんどない。そのせいでアルドとドニー以外のあまり喋らないメンバーは魅力的に見えなくなってしまっている・・・。それに、ショシャナの「ナチを殺してやる」の描写もあって良かったんじゃない!?映画館を経営してると思ったら急に「奴らを殺す」と言い出したけど、親の写真を見つめるとかしたらどうだったんだろうか・・・(そういうのをしてるとまた尺が長くなっちゃうけどねw)

もちろんこの映画の会話シーンは最高だ!だけどそれ以外のシーンはお世辞にも最高とは言えない・・・。だけどこれだけは言える。この映画、良い意味で”下衆すぎる”!!

あと関係ないけど、アルドのブラピは面白すぎるw「ワイルドな奴」をはき違えたように常に顎を突き出してる(ポパイみたく?w)のは爆笑でしたw