最近見た映画の感想!「大統領の執事の涙」「日本で一番悪い奴ら」「ペントハウス」「トラップ」「ゼログラビティ」「ジャンゴ」「ペイン&ゲイン」

今回見た映画は多いので7本と多いので、簡単にまとめます。申し訳ないです。

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点数は80点!
この映画、予告やタイトルから大統領周りの映画かと思われがちですが、中身は黒人差別のえげつなさや不条理な構造を生々しく描き、さらに黒人差別に立ち向かった者ではなく、人差別を肯定せざる終えなかった者の苦しみを描いている。
今まで知識としては知っていた黒人差別の歴史、現状を少しでも知ることができた、いや、知るべきだと思わされた映画だった。

2本目「日本で一番悪い奴ら」
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点数は85点!!
柔道バカの刑事の諸星は、元から悪い奴ではなく「純粋」すぎたからこそ、そして警察として活躍したいからこそ起こしてしまった不祥事を描くこの映画は、『ウルフオブウォールストリート』のような「悪いことして伸し上がる」という痛快さと「誰もがこういう事件を起こす要因を孕んでいる」かもしれないという怖さが見事にマッチしていた。
諸星を含む4人が良い意味で「中学生」っぽくて、あれこれ企んでいるシーンは「中学生の昼休み」を見てるみたいで見てるこっちもワクワクしてきた!
後半、少しテンポは悪くなるけど、後半の諸星たちの痛めつけられっぷりは、「悪い事して伸し上がる」映画の醍醐味だからこれで良かったのかもしれない・・・w

3本目「ペントハウス
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点数は70点!
話はすごく単純で、悪いことをどや顔で権力を振りかざして行う敵役を、被害者たちがギャフンと言わせるために立ち上がる話。単純だけどスカッとしたいときにはピッタリの映画だと思うし、細かいギャグのセンスも良い!
最後の強奪のシーンはツッコミどころも結構あるけど、爽快感とノリで突っ走ってる感じで自分は気になりませんでしたw

4本目は「トラップ」
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点数は20点
地雷を踏んでしまい、敵地で動けなくなってしまった主人公・・・。この映画を見る前の自分は「どう動けない状況で敵襲や飢え、気温、睡魔を乗り越えるか」を楽しみにしていました。持ち物を工夫して困難を乗り越えるのがこういうサバイバル映画の良いところじゃないのか!?
なのにこの映画は、上映時間78分と極端に短いせいか、どの困難もすこーーーししか見せないで乗り越えてしまう。寒さや暑さを着てる服を調節するだけで解決したときには気が遠くなりました・・・
ラストの「えええええええええええ!?」と”悪い意味で”度肝を抜かれました。。。こういう映画の楽しいことする気はないんかい!!!

5本目は「ゼロ・グラビティ
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点数は80点!
インターステラーのような感じの映画かと思っていたら、インターステラーより話はこじんまりしているが、「宇宙にいる感覚」は段違いに凄かった!!32インチのテレビを食いつくように見てしまった・・・wこれほど映画館で見ればよかったと後悔した映画は久しぶり・・・。
私はキャラクターがヒステリックなほどパニックになる描写があまり好きになれないのですが、この映画は宇宙空間の浮遊感や吸い込まれそうな暗さをため息が出るほど上手く作っているので、「そりゃパニックになるわ・・・」と納得させられました・・・
再上映求む!!

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点数は90点!
賞金稼ぎのシュルツと奴隷のジャンゴのコンビは、最初は先生と生徒のよう、そして後半は先生と助手のように成長していく。この過程は見ててニヤニヤしてしまうwそれほど、2人の会話は面白く、どことなく可愛げがある。
ジャンゴも味のある性格だったけど、何よりシュルツ!!シュルツは銃も上手いけど、口や振る舞いが上手い!!しかも正義を貫こうとしているとか、最高すぎかよ!!この映画を見た人は「シュルツみたいな人が学校の先生だったら」と考えてしまうはず!
ストーリーも爽快感やテンポ感を大事にしていて、ペントハウス以上にスカっと出来ました!急に極端に登場人物にズームするようなカメラワークも、ギャグ的パワーを倍増させていて良かったし、無駄なように見える会話もしっかり伏線として回収していたりと、そういうところでも見てて気持ちいい爽快感が得られました。
見る前は長いと思っていた上映時間も見始めると「もっと!もっと2人が見てたい!!」と思うようになってました・・・w

7本目「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」
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点数は80点!
ウルフオブウォールストリートや、最近見た映画なら日本で一番悪い奴らのようなブラックコメディものだと思って観たけど、上記2本とは全く違う色の映画だった・・・。上記の2本は悪行が上手くいくことを「楽しそうに」描いていたけど、この映画は悪行全てがえげつなく、主犯3人は葛藤しながら、取り返しがつかないため仕方なく行う。するとまた取り返しがつかなくなりまた行う。誰もが経験したことがある「嘘をついたらもっと嘘をつく羽目になる」ような、どんどん悪行が肥大化し、最終的には殺人に・・・

劇中、終始3人は「筋肉」を肥大化させようとしていたが、それは「他人からよく見られたい」という欲望であり、その欲望に終わりはない。(ファッションみたいなものかな?)これは今回の事件にも同じことが言えると思う。欲望の連鎖は人を、いつの間にか取り返しのつかないことをするような人間にしてしまう。そう考えると、この話が実話で、誰もが悪行をするかもしれないとも言えないこともないのかもしれない・・・。
アメリカンドリームの危うさを感じられる本作、必見です!!




ざっくり書いたので、表現の分かりにくさや誤字脱字があるかもしれません・・・