「スカイライン 奪還」感想!!!!俺達は、ご都合主義至上主義なんだ!!!

スカイライン 奪還」(2D字幕)
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誰もが驚いた、まさかまさかの続編ですよ!!!

前作「スカイライン 征服」
まず、前作をどう観たのかというところですが、正直言って呆然としてしまう映画だった。バカ映画なんだけど、バカに振り切る力さえないんじゃないかってぐらい、SF侵略ものなのにスケールが小さい…。建物を登ったり下りたりするだけで、街がどういう状況なのかとか、逃げ惑う人々とか、そういう侵略ものに必須な要素が致命的に欠けてるせいで、設定は(バカみたいで)面白いのに、活かしきれてない!!という感想。
それでも、無人機によるファイトシーンや、ラストのトンデモ展開はちゃんと、全力でバカやってて楽しめたんですけどねw




続編「スカイライン 奪還」
そんな、全世界で微妙感が漂った作品まさかの続編!!!
かなり不安ではあったんです。前作みたいな微妙な映画だったらどうしよう…とか、そもそも上映館少ないのに無理して観に行く価値があるんだろうか、とか…。

しかし!!!
こりゃ面白い!!!それも、前作があったからこそ面白い、”楽しいほうの続編”だった!!!!!

続編って、色々なタイプがあると思うんです。前作をそのままシリーズ化するものや、前作からガラっと変えるものなど。けど、どのタイプも結局は”前作を踏まえているかどうか”が鍵だと思うんです。先日観に行った「イコライザー2」は、何か新しいことをしようという思いと前作の良かったところを持ってこようとした結果、前作がなぜ評価されたのかを見失っていた気がするんです。続編の楽しさって、”これ前作のあれやーー!!”もその1つなのに。
そういう意味で本作は、続編として心底全うでした。前作を観ていない人にもわかるように、前作と同じ時系列でのお話ですが、前作とは視点が違う。そう、上記した前作の欠点を補うように、事件自体は同じだけど、そのスケールが今回はデカい!!そこでちゃんと、前作の無人機ファイトシーンなんかもやってくれるのも良いですよね。
そして、前作の主人公の登場ですよ!!これはアガる!!!しかも、その前作の主人公が残した子供が、本作の鍵となるってのもイイ!!
何が言いたいかって今作は、前作を踏まえて改善し、さらに前作を使ってお話を盛り上げてるんです。これこそ、”楽しい続編”ですよ!!





ご都合主義至上主義
面白い映画って、ご都合主義的な展開をどうご都合主義に見えないように上手く観客を”騙せるか”がキモだと思うんです。
でも、本作はそういうベクトルじゃない。例えるなら、「バトルシップ」とか「世界侵略:ロサンゼルス決戦」系の、ご都合主義であるほど良い。言い換えると”バカであるほど良い”映画なんです。
真面目に、「え!?なんで急にラオスに行くの!?」とか、「え!?なんで偶然出会った警察官が格闘技の達人なの!?」とか、「なんで子供の成長が早いって話、もっと早く指摘しないの!?」とか、そういう映画じゃないんです。「いえーい!急にラオスだいえーい!!」「お前も戦うんかーーい!てかめちゃつよやんいえーい!」「子供最強いえーい!」。こういう映画なんですホントに。こういう映画だし、そこが楽しいんですよ!!w





いえーい!!な展開
まずアガるのは、やっぱり宇宙船内でのバトル。前作の主人公と今作の主人公の共闘かつ、今まで歯が立たなかった相手に対抗するための武器を手に入れたバトル。最高じゃないか!!!
※赤ちゃんをほったらかしにするのはご愛敬です。

でも、やっぱり1番アガるのはラストバトル。バカだろいえーい!!
主人公×謎技術鍵爪
ヒロイン×ハンドガン+シャウト
アジアンギャング×両手ナイフ
謎の格闘技マスター×マチェーテ
死んだと思ってたアイツ×巨大兵器
前作の主人公が残した子ども×超絶チート能力
これに燃えないやつはいない!!!
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まぁ、その後、本作史上最もバカな展開が待っているんですけどね…。
そう、ラスト。これはもうバカとしか言えないwwそこまでやるか、やっちゃうのか!?






最後に
勿論、この映画が肌に合わない人もいると思います。
でももし、君がこの映画を楽しめたなら、君は本当にバカだ!!(がっちり握手をしながら)

バカも、貫き通せば才能なんです!!!