「アントマン&ワスプ」感想!!縦横無尽、いや大小無尽の超爽快アクション!!

アントマン&ワスプ」(2D吹替)
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俺たちのアントマンが帰ってきた!
皆大好きアントマン!小さくなって大きくなって縦横無尽に、いや大小無尽に動き回る軽快アクション!!まず、この大小アクションが本当に面白い。MCUの中で1番”映像向き”なアクションだと思うし、この映画はその良さ、強みを100%引き出してる!!
ワスプ参戦で前作よりパワーアップしたアクションは本当に面白かった!アントマンが小さくなって敵の攻撃を避けたと思ったらワスプが攻撃!そして次にワスプが小さくなってアントマンは元に戻って攻撃!このコンビネーションが、観てて本当に気持ちいい!!それに、その大小アクションを活かしたカーチェイスも最高!!ホットウィールの箱に入ったミニカーでカーチェイスなんて、少年時代に観たらもう釘付けですよ!!絶対帰りにミニカー買っちゃうもん!!



あっという間な2時間
びっくりしたのが、この映画のテンポの良さ。本当に、流れるように駆け抜けてる。上記したアクションは常に移動しながら行うことで映画全体のお話を推し進めながら進行してるし、コメディシーンも余すことなく用意されてるけどそれが常にお話上重要だったり。近作のデッドプール2では、過剰なコメディ要素によって(こっちはあえてだと思いますが)映画全体のテンポを崩してたのとは対照的に、本作では一切テンポが止まらない。久しぶりに、映画中盤で中だるみしない映画でした!




幸せ者のスコット
この映画を観ていると、スコットは本当に幸せそうだと感じる。愛する娘もいて、元妻ともその現夫とも上手くいってる。そして親友と起業し、さらには超美人のパートナーまで見つけた。もうね、こんなに幸せなやつ羨ましすぎるよ!!金持ちだったり、一国の王だったり、神だったりする他のメンバーとは違う、近いようで遠い幸せを勝ち取ったスコットを、応援したくなるに決まってるじゃない!




なんといってもマイケルペーニャ
明らかに前作よりも増えたコメディシーンですが、そこに欠かせないのがマイケルペーニャ演じるルイス。あの軽薄で歩くジュークボックスのようなキャラが本当に面白いし、どこか可愛いw何より、これは本作を吹替で見た理由なんですが、吹き替えを演じるブラマヨ小杉さんがピッタリ過ぎる。決して声優として上手いんじゃないんです。この軽薄でしゃべると止まらない感じが、見事すぎるほど出ている。ブラマヨ小杉としての魅力ではなく、マイケルペーニャの魅力を全開まで(我々日本人にも伝わるように)引き出せてる。ここが凄い!!




敵役
今作の主な敵は、ゴーストという謎の女。いやね、彼女の能力って実は最強ですよね。中盤でやっていたように、人の首に手を突っ込んで実体化させれば即死なんだし。この強すぎる能力ですが、本作では”パっと消えれるけど、攻撃は殴るだけだし攻撃時は超隙だらけ”という設定になってる。この設定自体は、映画全体を壊さないうえで必要なことだと思いますが、この”パッと消えてパンチ”…アントマン&ワスプの攻撃方法と被ってね…?正直、この両者がぶつかり合うシーンはパッと消えてパンチ!パッと消えてパンチ!の連続でワンパターン過ぎる!!他のアクションがアイデアたっぷりなだけに、そこは残念でした…





キーワードは”マジック”
そんな、良い意味でこじんまりした本作ですが、MCUを見てなくても楽しめた前作とは違い、最低限シビルウォー、そして前作は観ておく前提になっている。しかも、ちゃんとIWの続き、アベンジャーズ4への布石もあるんですよね。そのキーワードは”マジック”だと思ってます。
この映画全体のキーワードである”マジック”。セリフとしても出てきますし、演出としてもこっちに陽動して、実はこっち!を連発してる。そして上記したように、アントマンとワスプの戦い方も、パっと消えたと思わせて、パンチ!
そして今、彼らはパっと消えた状態…さぁ、次に彼らがどう”パンチ”してくれるのか……!!と思うと、次回も楽しみになりません?w


夏休みの最後に相応しい、パっと楽しめる快作でした!!!大小アクションは、大きな画面で観ないと意味がない!さぁ、映画館へGO!!!