「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」感想！！これはチーム物？ヒーロー物？？
「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」(2D字幕)
アクションアクション、またアクション！！！！トムクルーズが挑む、不可能(インポッシブル)なスタントの数々は圧巻！！！！
生身アクション
時代の流れで、一時はアクションはほとんどCGに進化した。しかし、そんな時代を超えた今では、CGに見えるようなエクストリームなアクションを生身でこなすアクションが流行っている。そんな危ない潮流を作った第一人者であろう人物こそトムクルーズだと思う。
本作では、そんな彼が極限を超えたアクションを数々こなしている。もう、その１つ１つは観ていて「面白い」を超えて不安になるレベル！！
・HALO降下
MGSがお好きな方ならお馴染み、HALO降下。まさかこれをワンカット(たとえ”風”だとしても)で観ることができる時代が来るとは！！！
・トイレでの格闘
今回のテイストを象徴するのがこのシーンだと思います。今回はアクションメインだから！！といわんばかりに、注射器をこっそり刺すんではなく殴りながら刺しに行くイーサン！！そして乱闘騒ぎ！！
・バイクチェイス
トムクルーズのバイク運転姿って、何度も出てきてるけど本当にカッコイイ…。手足が長くて、サングラスが似合うからなのかなぁ…。
・屋上チェイス
アクションシーンで一番、MIっぽい！！やっぱりベンジーとのコンビでの掛け合い良いなぁ…
・ヘリアクション
…マジでトムクルーズの正気を疑うレベル…。崖から落ちそうなイーサンの乗るヘリに、もう1機のヘリがぶつかるシーンは本当に、まるでアトラクションに乗っているかのような錯覚を覚えるほど。あと、トムクルーズ崖のぼり好きやな( ﾟДﾟ)！！！
アクション以外でも
いやぁ、やっぱり冒頭のドッキリ！！からのドヤァ( ･´ｰ･｀)、良いなぁ…ｗｗ
中盤にもう1回してくれるし、最高かよぉ！！
前作との対比
個人的に、本作は前作「ローグネイション」と真逆の映画になっていると思う。「ローグネイション」ではラストにきていた敵を陥れてドヤァ！のシーンが冒頭、そして中盤になっていたり、色んなハイテク機器が出てきた前作と違い(覆面以外)ほとんどハイテク機器が出てこなかったり。アクションも前作がIMF、チームでのアクションメインだったのに対して、本作はトムクルーズのアクションがメインになっている。
前作と同じ監督だからって、同じことをもう1回やるんじゃなくてあえて違うことをやるこの選択ゆえに、本作は賛否が分かれてるんじゃないかなぁ…と思うし、個人的には前作のほうが好きだったり…。
ストーリー面でも、アクションをメインで作った本作はやっぱり前作には劣ると思う。というか、本作はアクションに引っ張られすぎてストーリーがおざなりになり過ぎてる。
アクションの相殺
アクションを過剰に詰め込むと、他のアクションを殺してしまう。例えば、わざわざHALO降下という物凄いアクションをして潜入したせいで、後のアクション見せ場がやっぱり盛り上がりにかけてた気がする。潜入するシーンは、いつもみたいに正装をして自然と、堂々と行く戦法で良かったんじゃ？。このほうが、映画的にもワクワクさせられると思う。HALO降下は、あくまで最終バトル直前で良かったなぁ…
チーム物
あと、これはシリーズを続けていくうえでも、そして本作の軸ともなってる”イーサンの、絶対に仲間を助ける精神”においても重要なことだと思うけど、このシリーズは前作の主要人物をアッサリ切りすぎ！！！なんでIMFの長官まで出動する事態なのにジェレミー・レナーを出演させない！ポーラ・パットン演じるカーターはなんであのラストで次回作に出てこなかったのよ！！チーム物として、前作で仲間になった奴が出てくるのは1番燃える展開なのに、このシリーズはそれをあんまり積極的にやってくれないんだよね…。
色々語りましたが、トムクルーズの全力アクションを今、映画館で見ないでいつ観るんだ！！！！！絶対映画館で観るべき！！！
吹替は芸能人が吹き替えてるみたいだけど、出来はどうなんだろ…？
