「オーシャンズ8」感想!!男にモテる女、女にモテる女!!

オーシャンズ8」(2D字幕)
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オーシャンズシリーズの魅力
オーシャンズの魅力ってなんだろうって考えた時、難しい評論がスラっと出る聡明な人もいるかと思いますが、私はそんなにスラっと出てこないのでここではハッキリ、簡潔に言っちゃいますw
オーシャンズシリーズの魅力は
チーム物!
クールでスタイリッシュ!
ちょこっとコメディ!
この3つだ!!!!!!!!


そしてこの3つの要素はちゃんと本作にも引き継がれている。

・まずチーム物として面白い!!メンバーが11~13とも引けを取らないほど魅力的に感じた。ジュエリー職人のアミータ、ディーラーのタミー、スリ師のコンスタンスにハッカーナインボール、そしてファッションデザイナーのローズ。彼女たちは一人で生きる術を身に着けすぎた女たち。そしてそんな彼女たちを纏めるのが、サンドラ・ブロック演じるデビーとケイト・ブランシェット演じるルー。この2人はクールでスタイリッシュで、まさしく”女が憧れる女”。一方でターゲットである、アン・ハサウェイ演じるダフネはバカを演じて人々に好かれようとする、まさに”男が憧れる女”。この対比が面白い!!一口に”女だけの8人”と言っても、そこにはちゃんと今の時代を、自らが編み出したほうほうで生きる女たちがいる。そんな8人がチームになるんだから、面白くないはずがない!!

・そして、これは特にデビーとルーのおかげで映画全体がクール!かっちょいい女って、異性的な目ではなく羨望的な目で見れてしまう…。さらに本作ではその他に”ゴージャス感”という要素がプラスされている。盗むものから、8人の衣装や盗みの現場まで、ゴージャスすぎる!!この過剰なゴージャス感が観ていて気持ちいい!あと、音楽も凄くオシャレでカッコイイ!

・こんなにクールなのに、ちょこっと笑わせてくれる。挙動不審で弱気なメンバーをサポートするためにシャボン玉を吹くデビーとルーだったり、メンバー同士の何気ない会話だったり。でも、これら全てが上記したクール感、スタイリッシュ感、ゴージャス感を壊さない程度の絶妙なバランスで置かれている。




強奪もの
そんな本作ですが、これまでのシリーズから引かれた要素もある。それは、ダイナミックな強盗シークエンス。本作はあくまで”出来るのか、出来ないのか!?”の緊張感で持っていくタイプで、「グランドイリュージョン」に近い作りかもしれません。(もっとアクションはなかったけども)
でもわざわざアクションを入れなくても、彼女たちはチーム物として盛り上げることができるぐらいの魅力があったし、何よりアクションを入れてしまうと途端に安っぽくなってしまうと思うので、この判断は英断だと思う。




オチ
何が最高って、このオチじゃないですかww
ここで肩透かしをくらって評価がダダ下がりしてる人もいるそう。確かに、普通の映画ならこんなオチだとガッカリしてしまうかも。でも、この映画はこれぐらいの”軽さ”が良いんですよ!!この映画が後年に、色んな論争を交えた評価をされていくとも思えないし、今年一番の名作にも決してなれないと思う。けど、それが良い!頭を使わず、クールでオシャレで、ゴージャスで笑えて、最後に「んなアホなw」と半笑いに驚ける。これって、娯楽として最高じゃないですか!!



今回は少し短めですが、ちょっと時間が空いた時、または見る映画に困っているときに見ると最適な映画ですので、是非観てみて下さい!!!以上!!!