「レディ プレイヤー ワン」感想!!!元ネタがわからない世代の観方とは…?
「レディ プレイヤー ワン」(3D吹替)
※今回は、未見の人は読まないで下さい!全く知識のない状態で観てほしいんです!
映画、ゲーム、アニメ好きのボンクラたちが妄想する、”夢の世界”が現実に!
良い雰囲気のクラブでハーレイクインが席に座っていたり、ウェイドが使う銃がジャッジドレッドのあれだったり、アルテミスが使う銃がHALOのものだったり、ダンスシーンでサタデーナイトフィーバーの超有名シーンが登場したり…。
ウェイドたちを助けるため、無数のアバターたちが押し寄せる。オーバーウォッチのトレーサーの横に春麗が並び、その横をHALOの兵士が通り、その後方ではアイアンジャイアントがゆっくり前線に近づき、前方からはメカゴジラが機動し、上空からガンダムが参上する…。
こんなの、誰が観ても楽しいやつやん!
こんなの、誰が観ても楽しいやつやん!
と、スピルバーグ監督に叫びたくなりました…。夢の共演どころじゃないんですよもう!!「あ!このキャラ知ってる!!」の連続を、無数に楽しめる。”娯楽”という文化が濃縮された大大大傑作!!!!
中でも、最終決戦に無数のアバターたちが助けに来る↓の画像のシーン…このシーンは、”娯楽”の頂点を見たような、そんな感情に包まれて、感極まって涙が出てしまいました…
元ネタについていけない、今の世代
自分含め、多かれ少なかれこの映画の元ネタを把握しきれない人がいると思うんです。そりゃあ、そうですよ。60~80年代に生きていなかった私達がこの映画を100%楽しみ切ることは不可能なんです。
でも、いや、だからこそこの映画は私達に「自分たちの世代の娯楽たちが大集結したら、どうなるんだろう…」という妄想をさせてくれる。今まではどうせ無理だろうと諦めていた夢のコラボが、もう現実になったんです。
だったら、俺たちが出来るのは1つ!想像力を働かせて、この映画を100%楽しみ切るんですよ!!
知っておいたほうがいいネタ
とはいえ、知っておかないといけないと鑑賞した人が言っているネタがあるのも事実。その代表格が「シャイニング」という映画です。もちろん、知っていればあのシーンはニヤニヤの連続なんです。けど、知らないからといってあのシーンが全く面白くなくなってしまうのかと聞かれると、それはないと思う。この映画を見た後に「シャイニング」を後追いで観れば、本作を2回楽しめてしまうんですから!!
個人的には、まだ観ていない人にはどんなオマージュが出てくるのか、一切知らない状態で観てほしい…。
仮想現実と現実、娯楽とリアル
こういう映画って、やっぱり最後のオチは「現実を見ないといけないよ!」的なものが多いと思うんです。いや、本作もそうなんですよ?
でも本作は、仮想現実(ゲーム)を否定しないんです。仮想現実で見た目がアバターだから友達になれた人もいた。仮想現実だからこそ絶対に関わらないであろう世界に触れられた。
仮想現実(娯楽)が現実に取って代わって”リアル”になることはできない。それは、どれだけ仮想現実が”リアル”に近づいても。
でも仮想現実は、現実世界で生き抜くのを手伝うことは出来る。仮想現実だからこそ知れる、現実の素晴らしさがある。
それを、今まで無数の”娯楽”を提供してきたスピルバーグ監督が伝える。彼が”娯楽”を愛してやまないからこそ、このオチが見事に伝わってくるんです!!そこらの安易なオチとは比べ物にならないんですよ!!
最後に…
キティちゃん…見つけられなかった!!!どこにおったんや!!!