MGSFN ---序章---
※これは、MGS4のその後を考察したものです。MGSシリーズのネタバレを含むのでご了承ください。
MGSファンの方には是非読んで頂いて、意見を貰えるとうれしいです。
ある病院、しかしそこは正規の病院ではない。普通の人間は、目にすることもないような場所だ。
そこで管を繋がれベッドに寝ている彼は、世界から追放された者だ。
医師「透析が遅れてる…人工血液の予備はないのか!」
看護婦「先生…先日の物が最後で…」
医師「なんてこった………聞こえますか??ジャックさん?…ジャックさん!!寝てはダメだ!!おい!蘇生急げ!!早く!!」
看護婦「はい!」
医師「ジャックさん!!ジャックさん!!!」
医師の怒号のような叫び声が響き渡る
そこに美形の女性が部屋に入ってきた。
彼女は彼の変わり果てた姿を見て、声にならないような哀しさを、なんとか声に出している。
女性「ジャック………しっかりして!!ジャック!!!ねぇ!!ジャック!!」
まだ子供だった俺は、何をしていいのかわからない。ただ見守ることしかできなかった。
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
耳を劈くような警告音が鳴り響いた。
外の大雨は嵐となり、雷が鳴り始めていた。