「ハンターキラー 潜航せよ」感想!!!潜水艦に乗船しろ!!銃を持ち降下しろ!!そして、 潜航せよ!潜入せよ!!
「ハンターキラー 潜航せよ」(2D字幕)
第三次世界大戦を防ぐために、
潜水艦に乗り、HALO降下し、
潜航せよ!潜入せよ!!
本日のお品書き
潜航せよ
宣伝でもわかる通り、この映画は潜水艦モノです。密室空間での心理戦、緊急事態への冷静な対処、偶然が味方する潜航、敵艦との静かな闘い。これらが好きな人なら、絶対に面白い!!!
所謂、兵器モノや潜水艦モノに求める”ツボ”をこれでもかと押してくれる。
個人的に感じたツボとしては
・兵士A「艦長!!緊急事態です!!」
艦長「なに!?」
兵士A「艦長、指示を!!」
艦長「…。」
兵士A「艦長!!」
艦長「1番 発射準備!!」
兵士B「解析よし!」
兵士C「武器よし!」
艦長「撃て!!!!」の一連の流れ。
兵士たちが叫びながら指示を乞うても、冷静に事態の解決を目指す艦長がカッコよすぎる!!!上司にしたい上司像!!
・鳴り響く警報器
・かなりありえなさそうなアクロバティックな潜水艦操縦
・浸水によるパニック
・海の男たちの友情
・ほとんど本編に関わりのない戦闘機などの無駄に豪華な兵器描写
・真上に敵艦がいるって言った時に、見えるはずないのに真上を見るところ
・対空掃射の描写
・静かに落としそうなレンチを取るところ
・これ↓
ホントに、1つ1つのシーンで良いツボを押してくれる。このツボを持ってる人は絶対観に行くべき!!
潜入せよ
この映画、もう1つの要素がネイビーシールズによる潜入作戦。これも、所謂軍隊モノのツボを押しまくってくれる。
・新人いびり、軽口の言い合い
・HALO降下
・即座に潜入モード
・ドローンなど最新装備
・潜入からの静かにヘッドショット
・軽口叩きながら大統領救出「嫌々ですよ!」
・銃撃チェイスシーン
・追い詰められて、ジャーーンプ!!!
・爆音の銃撃戦
・部下を最優先に思う上司の鏡
これも、潜水艦に負ける劣らずのツボ押し大会で、もう色んなツボが押されまくる。同じくこのツボを持つ人は絶対見るべきだ!!!
陸・海(・空)
この映画、上記したツボを交互にどんどん押してくれる。潜水艦による静的なアクションのツボをひたすら押してちょっと飽きてきたかな…と思ったらすぐにネイビーシールズによる動的な銃撃アクションのツボをひたすら押してくる。それに飽きたなと思う寸前に着々と配備される戦闘機をチラ見せする。さらに潜水艦では海の男同士の友情ツボを押してくる。あらゆるツボをどんどん押してくるから、飽きがこない。もっと、もっとツボを押してくれ!!もっと見せてくれ!とぐいぐい観れてしまう。これが、本作特有のツボだと思う。
そして、そんなツボたちはどれも違う場所だけど、ちゃんと共通点があるからどっちらかることもないんですよね。この映画は、戦う場所や方法は違っても、仲間を信頼し続けるんです。めちゃくちゃベタな演出だけど、この信頼が積み重なって成功するのは、テンション上がっちゃいますよ!!
会議シーン
ただ言いたい事もあるんですよね…。もちろん、潜水艦はそんな動きしないでしょwとかそんな揚げ足取りなことではなくて、米国内で行われる作戦会議シーンが、とにかくノイズだってこと。ほとんど通信不能で役割を果たさない割に、現場兵士を信用するしないで揉める始末。反対意見の人はとことん反対だ!反対!!としか言わないし、賛成の人も賛成!!としか言わない。製作者側が描きたい部分じゃないにしても、このペラッペラ感がどうしてもノイズになっていて、アクションシーンでは飽きが来ないのに会議シーンは一瞬で飽きがきてしまう。いっそのこと、冒頭とラストだけの登場で良かったんじゃないだろうか。
最後に
色々言いましたが、この映画が映画史に残る傑作とは言えないかもしれません。けど、観て後悔することは絶対にない、良作なのは間違いないので、是非映画館で観てください!!!