「アリータ:バトル・エンジェル」感想!!アリータの魅力たっぷりな良作!!だけど……

初のはてなブログ!!

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Twitterのフォロワーさんはこんにちは!

Yahoo!ブログがサービスを終了するということで、今回からはてなブログに活動の場を移したいと考えています。この投稿次第では他のブログサービスを使うかもしれませんが、そこはあしからず……

 

今回から初めて読んでいただいた方のために、軽く自己紹介を!

Twitterで主に活動してます、趣味全開のアカウント「ファルケンなう」と申します。これまで、劇場で鑑賞した映画の感想をYahoo!ブログにネタバレ全開の記事を細々と投稿し、自己満足に浸っていました。これからはこちらのはてなブログで、また細々と活動しようと思うので以後お見知りおきを。

※過去の投稿は、少しずつですがこちらに再投稿する予定です。そして、このブログは基本的にネタバレ全開です。

 

 

 

では本題へ!

 

 

「アリータ:バトル・エンジェル」(2D吹替)

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最高にキュートなバトルエンジェルの、恋、反抗期、成長…アリータの魅力がこれでもかっと詰まった山盛りな映画!!

 

本日のお品書き

 

 

 

 

 

バトル”エンジェル”、アリータ

ストーリーやらキャラクターやら色々語りたいことがある本作ですが、まずこれだけは頭に浮かぶ。そう、「アリータちゃんが可愛すぎる!」

大きなクリックリの瞳の彼女が目を覚ますと、知らないおじさんが…。頭の中が真っ白なのに、なんとか平静を装って「おはよー…」とリビングに行くあの何とも言えない感じが堪らん!!

オレンジを皮ごと食べて、オエーってなるあの表情が堪らん!!

大好物というものに初めて出会ったときのあの、”信じられない!”って顔が堪らん!!

そして晩御飯でも大好物のチョコないの!?と聞いちゃうの堪らん!!

好きになったら心臓あげちゃう天然ヤンデレが堪らん!!

 

過剰な”堪らん”を連発しましたけど、つまりアリータちゃんは、実写なのにあの瞳のサイズにも拘らずめちゃくちゃ人間っぽいんです。見た目とかそういう話ではなくて、しぐさとか、考え方とか、どれもこれも自然に感じ取れる。パっと見異物感のあるあの見た目も、どんどん違和感が無くなっていき、無条件に応援したくなる。そんな、主人公として持つべきものをちゃんと持ってるから、後述しますがどんなに物語が変な方向に向かってもこの映画は観れてしまう。

こういう一点突破でグイグイ見せちゃうところは、ロバートロドリゲスっぽいなぁと思ったり…。

 

 

ゴテゴテの映像美

アリータの見た目もそうだけど、本作の映像はかなり凄い。細部にまでこだわったからこそ、SFな世界観なのにそこに独特の空気感が生まれてる。夕焼けがあんなに似合うディストピアな未来風景も中々ない。

こういう見た目で説得力があるから、変な説明なしにこの世界観を理解できちゃう。それはキャラ造形も同じで、アリータの瞳のサイズも、違和感を感じさせるかさせないか、かつ主役、サイボーグとして異物感を感じさせれるか感じさせれないかの瀬戸際を狙った絶妙なサイズだと思う。

 

ストーリー

けど正直、言いたいことがかなーーりあるのも事実…。まずはストーリー。最後まで観ると、「え!?ここで終わり!?」と思うこと間違いなしなんですよね。物凄く中途半端。前後編とか、続編ありきで作ってるからこういう作りになるんでしょうけど、それならもっとあの裏ボス的立ち位置の奴は掘り下げないで欲しかったし、もっと本作のボス級キャラクターを盛り上げてほしい。全然盛り上げないから当然のごとくラストバトルが全然盛り上がらない。

そもそも、アリータの成長、過去の葛藤、恋、そしてバトルまで詰め込み過ぎたせいでびっくりするぐらいテンポが早くなっちゃってるのが、ストーリーを楽しめない原因だと思う。アリータの成長という面なら、もっと彼女がこの世界に驚き、戸惑う姿を見せてくれないと折角魅力たっぷりのキャラなのに観たい部分が観れなくなっちゃってるし、過去の葛藤も”思い出す”以外に、自分が戦闘するために生まれたと知ったときの悲しさや葛藤を描かないと成り立たないし、ヒューゴとの恋も、彼が実は裏でやっていた稼業を知ったアリータが彼を許すのが早すぎてもう好きなのかどうかもよくわからなくなっちゃって終盤で急に感情移入出来なくなるし、モーターボールでのバトルもイマイチこの競技と戦闘を絡める意味が生まれてないと思う。すぐ会場を飛び出しちゃうし。

ストーリーとして見せたいものを全部詰め込んだせいで、異常にテンポが早くなって、ストーリーの厚みが一切ない、ローカロリー寒天みたいなお話になっちゃってる。これじゃあ、続編へのお話的継続性はあっても興味の持続性は無いよ…。

 

 

バトル

とは言いつつ、バトルシーンは面白い。特に前半は、舐めてたガキが最強戦闘マシーンでしたモノとしてワクワクする。そして、中盤のグリュシカとの闘いも、アリータが戦いながら成長してるのが観ていて面白いし、ここ見せ場!!と言わんばかりのスロー演出も好き!

でもね、終盤のモーターボールでの闘いは…。モーターボールという競技ゆえに、常に移動しつつ戦うんだけど、これがノイズ過ぎる。雰囲気は「レディ プレイヤー 1」の冒頭のカーレースのシーンっぽい感じなんだけど、あれは一応全員がゴールを目指すという目的だったのに対して本作のモーターボールは、誰もゴールを目指してない!!アリータを殺すため…とかいうけど、それならモーターボールでやらなくて良くない?それに、アリータも何としてもゴールしたいという程ではなくてヒューゴがピンチだと知るとすぐに会場を抜け出すし。そりゃあ、ヒューゴのためにあの大会に出たんだから行くのはわかるけど、それでも行くかどうか悩むとかしてくれないと、モーターボールがマジで活きないじゃない!そもそもモーターボール参加の動機が弱すぎるんだよね。

 

 

最後に

色々言いましたけど、この映画の悪いところは一言で済ませれる。

「詰め込み過ぎだ!!」

早すぎるテンポと、詰め込み過ぎな要素が見事に薄っぺらくしてしまっている。どうせ前後編とか続編する気満々なら、いっそのこと「アリータ バトルエンジェル:序章」とかにして欲しい。そのほうが、あのラストにがっかりしなかったと思うし。

世界観とアリータの魅力があったからこそ、なんとか最後まで持ちこたえた作品だと思う。

アリータ凄い!

 

 

 

はてなブログ、やれること多くて難しいっ!

 

次回はあの蜘蛛たち映画……!?