「バーフバリ 王の凱旋 <完全版>」感想!!何度だって楽しい、大傑作!!!!

バーフバリ 王の凱旋 <完全版>」(字幕)
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バーフバリ!ジェイホー!!バーフバリ!ジェイホー!!

いやぁ、観てきましたよバーフバリ。満席でしたよバーフバリ。この日のために家で観るのをあえて控えて、バーフバリ欲が溜まりに溜まった状態に体を合わせ、そして盛大に発散してきました!!!!!
もう観た方ならお分かりの通り、ここまで人を惹きつける主人公、いや、王が今までいただろうか。。。バーフバリ!バーフバリ!!



そんな「バーフバリ 王の凱旋」も公開からはや半年。ついに公開されたのがこの<完全版>。
日本をはじめとして世界中で公開されていた国際版と異なり、26分の追加シーンが付いたまさに”完全版”。

っといいつつ、よくある無駄なシーンを足しただけの”完全版”なんじゃないの?と思ったそこのあなた!
「バーフバリ」の完全版は、大傑作だった本編を何倍にも、そして何重にも楽しませてくれる、最強の”完全版”になってるんですよ!!!
その理由を中心に今回は語ります…w


完全版の功績
内容に関係なく完全版は1つ、物凄い功績を残していると思うんです。それは、上映規模の増加!!
これにより、より多くの人がバーフバリにハマれる。より多くの人が称えたくなれるんですよ!!東京では大きなスクリーンの映画館で観れるのかもしれませんが、地方だとやっぱりミニシアターでの上映になってしまっていた本作を、松竹が経営するMOVIXで上映したことで手軽に大画面で楽しめる!!これは物凄いことだと思う。



”国際版”と”完全版”の違い
上記では完全版至上主義みたいに見えたかもしれませんが、個人的には両者に良いところがあると思うんです。初見の人は、国際版のほうが楽しめると思うし、何周も観た猛者なら完全版は最高だと思う。
国際版は短い分、話がポンポン前に進むのでとてつもなくテンポが良く、テンションが下がらないように出来ている。だから、初見でバーフバリの勢いや面白さを実感するのに最適なのは国際版だと思う。国際版は「見やすい」んです。
一方で完全版は、26分ごっそりシーンが追加されているのではなく、あらゆるシーンが少しずつ伸びているためテンポは多少悪くなっています。でも、この追加されたシーンが本当に味わい深い。シーンの多面性を増す効果を成してるんですよ。セリフが1つ2つ増えたりしたことでそのシーンの重みや、キャラクターの深みがより増す。だからこそ、ラストの決戦がよりアガる。いや、初見の時のようにまたアガレる。だから完全版は、国際版を何度も味わい、味わいつくした人がもう1度バーフバリを味わい、そしてまた新しい美味しさを見つけられる作品になっているので、何度も観た猛者向けなんです。



追加シーンの数々
そんな追加シーンの中には、本編で大きな意味をなすものも少なくないんですよね。例えば、これはYouTubeなんかでも簡単に観れちゃいますがデーヴァセーナがバーフバリに恋をしたときにはじまるミュージカル。ここがあるかないかで、デーヴァセーナというキャラがガラっと変わると思うんです。国際版だと、どこか唐突に見える。けど、このシーンが追加されたことでデーヴァセーナがバーフを意識してるのが協調され、その後のツンツンしたデーヴァセーナがとっても可愛く見えちゃうんですよねw凛としてるけど可愛い。そんなキャラクターに変貌するんです。もちろん、デーヴァセーナの毅然とした人柄は崩さずに。
ホント、このシーンのデーヴァセーナは可愛いので是非観てみて下さい!!w
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他にも、ラストでビッジャラデーヴァが老カッタッパに再度バーフバリ(子)の殺害を言い寄るシーンも追加されている。国際版はこのシーンがないことで、ビッジャラデーヴァのほったらかし感が凄かったんですよね…
しかし完全版では、ちゃんと彼にもスポットが当たってるんですw
カッタッパにとって、王の命令を聞き受けバーフを暗殺したことは、25年ずっと抱え続けた苦悩なんです。王の命令を聞き従うように決意した自分と、息子とも主君ともいえる人を殺してしまった自分。このシーンでは、この苦悩の落とし前がつくんですよ!!
ビッジャラデーヴァに再度、王族として命令を受けるカッタッパ。そこで彼は、「シヴァガミが王としたのは彼(アマレンドラ)だ!」と言い放つ。いやぁ、そう来たか!!従者カッタッパとしての尊厳を崩さず、そしてビッジャラデーヴァとの落とし前はつけさせる。上手い!上手すぎるよこの映画!!!
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ラストと言えば、ラストのアマレンドラとバラーラの決戦の前には、アマレンドラがリーダーとして覚醒し、民衆や兵士を先導するシーンも追加されてましたよね。このシーンによって、ラストの「キタァァァァ!!!」感が何倍にも増すんです!!!あれ、初見時にやられてたら気絶してたかも…ってぐらい、全身の鳥肌が立ちました…w

あと、エンドロールが追加されてたのもびっくりしましたwあの潔の良いエンドは国際版だけだったんですねw
そのエンドロール中に、ある会話が追加されてるんですよね。「シヴドゥは王様になったのかな?」「どうだろう、時代は移ろうのがこの世の常だからねぇ」…何その着地!!良い感じに謎を残す感じが凄く良い…ですよね…w

中にはちょっとした追加シーンもあって、カッタッパとバーフの恋愛観を話すシーンや、全ての真相をしったシヴァガミとバラーラの会話シーンなど、どれもそのキャラクターの深みを何倍にも増加させる、大事なシーンなんです。この映画で追加されたシーンは、決して無駄だから省かれたわけじゃない。必要だけど、削ぐしかなかったシーン。だから、何度も観た人でも新鮮に楽しめるんですよねぇ(*´ω`*)…

まぁ、わざわざクンタラ王国でマヘンドラが自らを”シブドゥ”と名乗るシーンは、余計話がややこしくなるのでカットして正解だと思いました…wこの設定も、私が「王の凱旋」の感想で語ったような”親子を同じように見せて、復讐をよりエモーショナルにする”ための1つなのかもしれませんけどw






間違いなく、どんな人でも楽しめる大傑作、「バーフバリ」。未見の方も既見の方も、是非映画館の大迫力な環境で観てください!!
何年後かに、映画館で観たことを絶対自慢できる映画だ!!!!!!



最後に
完全版でも、やっぱりアヴァンティカのシーン少なかったですね…w