「グレイテスト ショーマン」感想!!!!!!

ウォーオーオオォー♪ ダンダンッ 
見てきました「グレイテスト ショーマン」!!!!!
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あらゆる意味で”グレイテスト”な2時間の爽快ショー!!!
この映画、批評家と観客で意見がかなり分かれているらしい。確かに、映画として観れば映画全体を壊す勢いのテンポと過剰な歌は赤点かもしれない。でも、この映画はショーのような、アトラクションのような、我々観客を楽しませる見世物としては完璧な映画だ!!!
ショーやアトラクションを見るとき、我々はそのショーの裏側で何が起こっているのか、このアトラクションは何年前に設営されたのかのような背景を気にして楽しんだりはしないと思うんです。あくまで外装を見て、体験して、それで最高な気分になれる。この映画は、できるだけ内装を見せすぎて飽きさせないようにテンポを過剰に早め、外装を長く見せることで観客の”満足感”を高め続けることに徹しているんです。だから観終わった後、異常にサントラが欲しくなる。この映画にとって”外装”こそ音楽なのだから。




時代から脱した主人公バーナム
この映画の見どころはミュージカルシーンだが、それを演じる俳優たちの生き生きした演技ももちろん見どころ。その中でも群を抜いて楽しそうなのがバーナムを演じたヒュージャックマン!
バーナムは最初、サーカス団員たちを仲間と思っていてたが次第に疎遠になっていく…。これって、自分たちの日常生活でも普通にあり得ることだと思うんです。新しい友人関係ができ、それが前の友人関係より魅力的に感じた時、人は前の友人関係を恥ずかしく思い隠そうとして前の友人とは疎遠になる。それが侮蔑的で失礼なことと気づいたときには、もう友人は遠いところにいる…。
この映画ではそんな現代人でも普通に行ってしまう行為を、現在では問題として一般化した人種や見た目や障害に対しての差別意識と重ねているんです。あなたが友人に行ったことのあるであろう行為は、差別として意識できているのか、と。
そんな差別を無意識に行っていたバーナムが、光だけでなく闇をも包括することを誓いサーカス団員に謝罪する(前の友人に謝罪をする)のは、誰だってカタルシスを覚えてしまいますよ!
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「This is Me」
この映画のもう1つのテーマは”居場所”。居場所を与えてくれたことでサーカス団員となった彼らがバーナムから侮蔑を受けた時、彼らはこう歌う。「これが私だ」と。人から笑われるんじゃなく、人を笑わすこの居場所に誇りを持つからこそ、彼らはショーでこう叫んだ。もうこの曲は、鳥肌と高揚感でお腹がいっぱいになりました(*´ω`*)w
そういえば、つい最近もF1でグリッドガールを廃止したことが話題になりましたが、この問題も、グリッドガールたちの”居場所”を奪ったのは赤の他人たちでした。人からの印象が悪いから責め立てる。これほど、「This is Me」を否定した出来事がまだまだなくならない現代だからこそ、このテーマは強く輝くんじゃないんでしょうか…。
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最後になりますが、この映画は絶対映画館でみんなで楽しむべき映画なので是非映画館に観に行ってください!!!