「DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団」感想!!!

た~か~の~つ~め~

今回は「DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団」を観てきました!!
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率直な感想を先に言えば、この映画・・・
お、面白い!!!


元々、私は鷹の爪の映画が好きなのもあると思いますが、この無謀に思えたコラボが本当に良い味を出してました!!鷹の爪の映画の中でもトップクラス、いやそれどころか最近見たコメディ映画でもトップ級に良い映画だった!!
鷹の爪の映画といえば、バジェットゲージです。このゲージは画面の右側に常に表示され、この映画の残り予算がすぐにわかる!という代物。
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このゲージをはじめとして、鷹の爪の映画は”予算”をめぐるギャグが本当に面白い!!
今までの鷹の爪映画は(良い意味で)チープに見えるフラッシュアニメと映画という金がかかったコンテンツ。このギャップが生むギャグが爆発的に面白かったんです。
それが本作では、日本の小さなフラッシュアニメと、実写化やそれのクロスオーバーまでしている超巨大コンテンツDCコミック。この2つのギャップになっていて、鷹の爪の味も潰さず、かと言ってDCの味をも潰さずに両者がバラバラなのに一緒に良いところを伸ばしあっていてこれが面白い!!!

それに、昨今の映画や政治への風刺ギャグが滅茶苦茶鋭い!!
あの東京都知事があれしたら・・・や昨年流行ったあのアニメ映画や怪獣映画って・・・

それに無駄に思える”意味ありげなカット”が最後には本当に意味がある・・・そんな映画としてちゃんと伏線をわざとらしくでなく、ギャグでスムーズに見せてからさっと回収する。よく見ると映画としての筋はちゃんとしてるのに、デットプールを超えるぐらい第4の壁を超え、映画というコンテンツに膝カックンを続ける。
この映画は、心底映画が好きな人じゃないと作れない映画だと思うんですよ。フラッシュアニメの映画化だからって舐めた作りを一切してないんです。





もちろん、フラッシュアニメならではの欠点があるのも事実です・・・
それはやっぱり”飽き”が早い。いつもの鷹の爪のテンポで繰り出されるギャグは、普段なら数分のアニメだから飽きずに見ることができますが映画となると別。それでもギャグが一人泳ぎするんじゃなくてちゃんと映画本編に関わっているギャグなのでギャグの1つ1つは飽きさせませんが、それが多すぎて・・・という部分も感じなくはなかったです。
あともう1つ。週刊文春のあのキャラを始めとして、最近の鷹の爪とコラボしたキャラクターが適当に登場するのは、あまり好きになれなかった・・・ジョーカーの居場所を探すにしても、サイボーグやフラッシュもいるんだからそういう能力を使っても良かったんじゃ?と思うし、なによりあのキャラクターがあまり好きになれない・・・


色々語りましたが、子供向けと舐めている方は是非1度映画館へ!!
上映館は割と少ないので調べてから行ってくださいね!あと予告は見ちゃダメ!!!!