「スイス・アーミーマン」感想!!

あのハリーポッター役のダニエルラドクリフが死体役で登場することで事前から話題になっていた
「スイスアーミーマン」を見てきました!!
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TOHOシネマズ二条で鑑賞したんですが、シアター番号が”プレミア”となっていたんですよ。何がプレミアなんだろうと思いながら座席に向かうとビックリ!!フッカフカの座席には両方の腕がちゃんと肘掛けがあり、さらに小さなテーブルまで各座席に!!!この快適空間を、値段は同じで体験できるので、京都に住んでる方は是非TOHOシネマズ二条で本作を見てみてください!!(他のTOHOシネマズでもやってるのかな?)

さて、本編の感想を始めます!今回はネタバレ多めなので気を付けてください!

言葉に表せない、シュールで不思議な1時間半だった!!

冒頭、自殺しようとするハンクの目の前にある男が姿を現す(流れつく)。やっと人間と話せると近づくと、その男はもう水死体だった…。
絶望し、再び自殺をしようとするハンクだが、水死体は突然震えだす。
水死体はオナラ(ガス)を放出しながら島を離れだす。その水死体に飛び乗るハンク。

ジェットスキーのように水死体を乗りこなし、島を脱出!!!!!

そしてタイトルロゴ「SWISS ARAMY MAN」!!!!!


もうね、この冒頭が最高!!!なんだこれ!!!!ww



水死体メニーは中盤からしゃべるようになります。・・・ええ、何言ってるかわからないのは私もですw

そんなメニーは何もかもが無垢で、どんなものにも不思議に、素直に感じます。メニーにハンクは生きる喜びを教えようと”恋”を教える。メニーの彼女サラは、ハンクがかつて恋をしたが声もかけられなかった女性。メニーとサラ(ハンク)はどんどんいい関係になり、遂にはホームパーティを開くほどの関係に!
でもよくよく考えると、メニーは喋るわけないし、まして恋をするわけがない。そう、これはハンクの妄想なんです。
サラという女性を愛せなかった自分が、こうすれば良かったのか、ああすれば良かったのか。そう妄想することで心が死んでいたハンクは、体が死んでいるメニーに助けられていく。

それでも覆せないハンクのコンプレックス、それは自らに自信がないこと。自分は変だ。変わってる。低能。だから恋なんてできない。人に認められたりしない。
そう考えるハンクに、メニーは言う。醜いって何?オナラをするようなこと??僕もオナラをするけど、僕も醜いか、と。
この映画のラスト、メニーはオナラをする。冒頭、メニーのオナラで笑っていたが、今では全く醜くない。生理現象、生きた証であるこの行動が醜いはずがない!!
醜いなんて概念、人が勝手に自分の指標で定めたものであって、人から醜くみられるかを気にしすぎて我慢するなんて、そんな人生、死んでるも同然だよ!!

こういう、観てる間に自分の考え方が変わってしまうようなラストって、大好きなんですよ…


ここまで読んでも、全くピンとこないかもしれません。。。言葉で表すのが本当に難しい映画なんですよw
この不思議な体験は、是非映画館で味わってみてください!!!