「ダンケルク」感想!&ノーラン映画のざっくり感想!

ダンケルク」、エキスポの次世代IMAX2D字幕で観てきました!!!
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言わずと知れた、現在最も有名な監督の1人であるクリストファー・ノーラン最新作!ということで、今回は本作の感想の前にノーラン作品の感想をささっと書きたいと思います。

ダークナイト」「インセプション」「インターステラー」、どの作品でもものすごくノーラン節がさく裂していて、(良い意味でも悪い意味でも)大仰な作品になっていると思うんです。”大仰”というと悪口のように聞こえるかもしれませんが、映画はどれだけ観客を騙せるか、が大切であり、そういう意味で”大仰”に見せるのは映画の見せ方として大正解なんだと思う。
大袈裟に見える、違う言い方をすると”すごい映画を見ている”感覚。ノーランはそれを作り出す天才なんです。だから彼の映画は評価も高く、満足度も高い。
ただ、私自身はこういう大仰な映画あまり好みではないので、ノーラン作品の感想を纏めると、「凄い映画だとは思う!!けど、ごめん好きじゃないんだ!!」という逆ツンデレな感想になってしまうんです。これは完全に好みの問題なので、人とは違う感じ方なのかもしれませんが・・・。




そんなノーランツンデレ体質の自分が「ダンケルク」を見た感想!!
(ネタバレはほぼありません)
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実話×ノーラン、この組み合わせがこんなにもマッチするとは思わなかった!!!
上記の通り、私は大仰な映画は苦手なんです。でも「ダンケルク」は実話ベースで、さらに物語は(ノーラン映画の中では随一に)単純。この要素のおかげで、大仰さによる苦手意識は緩和され、それでもノーランの味である大仰さは損なわれない、これまでにないバランス感覚を見せられました!初めて、なんの苦手意識もなしにノーラン映画の大仰さを楽しめた気がします(*´ω`*)

本作は明確な主人公がいない他、ほとんどセリフさえない。まさに”映像”で物語を語っている。
群像劇スタイルで断片的な映像を、大迫力の映像と音響で感じさせることで、「早く逃げ出したい」と観客にも思わせる。この映画の大筋の物語は、これだけでもう語り終えてると思う。無駄なセリフや無駄な登場人物なんていなくても…


そして本作の感想を語るうえで忘れてはいけないのがIMAX上映という要素。エキスポ109シネマズの次世代IMAXは日本で唯一、フルサイズでの上映ができる映画館なんです。もちろん、フルサイズでない通常の映画館でも登場人物はちゃんと捉えられているので画面を窮屈に感じることはないと思います。ではなぜこんなにフルサイズでの上映が話題になっているのか。それはこの映画は”没入感”が命だから。冒頭、砂浜では40万の兵士が逃げ場を失っている。これを感じさせるには、登場人物を移すだけでなく、何もない空、海、そして無数に映る兵士、この全てが画面いっぱいに広がることで「もう逃げ場はない」と絵で感じされる。この感覚は、やはりフルサイズでしか味わえないんですよ!



1つ、不満があるとすればグロ表現がほとんどないこと。そのうえ、主要人物たちはほとんど死なない。戦争映画として、それも戦争の恐ろしさを描くうえでこの要素はやっぱり必要だと思うし、なぜ描かなかったのか不思議で仕方ありません…。ハクソーリッジはあれだけ頑張っていたのに…。(グロ表現が好きと言っているわけではなく、戦争映画には必要だと思うということです)





と、いろいろ書いてきましたが、やっぱりこの映画は鑑賞済みの人とひたすら語り合うのが1番楽しいと思う!文章じゃ書ききれないですすいません!!w
なので是非、1度見た人でも誰かと一緒に、それも(できればエキスポの)IMAXで見てみてください!!!