「スパイダーマン ホームカミング」感想!!

スパイダーマン ホームカミング」
次世代IMAX3D字幕版を観てきました!!
イメージ 1

まず驚いたのは、IMAXというちょっと値が張る上映なのに観る人が多い!それも家族連れや中高生まで、色んな人がいました。スパイディ人気をまざまざと見せつけられました…w

さてさて本題へ!
実はMARVEL映画を自分はなんとか全部観てるんですよ!しかし、最近のMARVEL映画(GotGなどまだ完全に本筋に絡んでいない映画を除く)は巨大化しすぎて、もう1人のヒーローでは手に負えなくなっている現状…
さらに本作は、事前にアイアンマンががっつり出てくることが予告などでも公開されていたので内心、「ああ、また作品同士がクロスオーバーしていくのか…」と少し憂鬱だったんです。MARVEL映画のクロスオーバーは、それこそ最初は楽しかったんですが最近はやりすぎですよやっぱり。
ですが観終わった感想としては、そんな憂鬱は必要なかった!!
もちろんトニースタークは出てきますし、話にがっつり関わっているんですが、これは
”アイアンマン”ではなく”トニースターク”として、なんですよ!
なので、最近のMARVEL映画にありがちな「大物ヒーローの登場で話の筋がブレブレ」という事態を一切感じさせない!!(DCでもありましたよね…w)

本作のトニーは、ヒーローではなくいわば先生。というよりお兄ちゃんみたいな存在ですwトニー自体が良識ある大人とは言い難いために、ピーターは振り回される。それこそキャップなら任務はなくても訓練させたりしてくれると思うんですが、トニーは人の心を感じ取るということを(多分)一切したことがないために、ピーターをどう扱っていいのかわからない。逆にピーターは、アイアンマンという勧善懲悪(に見えるけど実際はトニースタークというエゴの塊のような大人である)ヒーローを目の前にどうしていいかわからずに自分を見失ってしまう。でも最後には自分の出来ること、悪い言い方をしてしまえば身の丈を知ることで、ピーターはついに”スパイダーマン”というヒーローになる。「どうせ最後にはアベンジャーズに入るんでしょーー」と軽い気持ちで観に行った自分を許してほしい(;゚Д゚)!!

と、こういう内面の話もいいですが、ここらで本作を観て素直に楽しめたところをざっと紹介!
まずはなんといっても観ていて”楽しい”!!!!!
スパイダーマンは何度も実写化されていますが、今の大学生ぐらいの年代って、その流れと共に成長してきたといっても過言じゃないと思うんです。そんな蜘蛛男がスクリーンにカミングした!!それだけで”楽しい”し、トムホランドが演じるピーターはすっごく楽しそう!!そんな彼を見るのはやっぱり”楽しい”!!(エクスペンダブルズ3のガルゴを思い出したり…w)MARVEL映画伝統のギャグセンスも今作は特に光っていたし、音楽もそしてお話もいつものMARVELよりPOPで軽くて見やすい!!
今までのスパイダーマンの実写版は、10代特融の恋愛の悩みや人間関係などを掘り下げ、それが成功した時もあれば失敗に終わってしまっている時もあると思うんですが本作はそのバランスが上手い!恋愛も楽しみたいけどスタークさんにも認められたい…でも友人とも遊びたい…という、未熟ゆえの優柔不断な行動はちゃんと織り込んだ上で、それでもヒーローとして自立しようと頑張る成長が大筋にあることでヒーロー映画としてのバランスは崩さないことで、今までのスパイダーマンで1番、血の通ったヒーローとして描けていたんじゃないでしょうか。
そんな人間味あふれるヒーローはやっぱり応援したくなるし、やっぱり続編が見たくなってしまう!最近はあからさまに続編を連投していて、それが好意的に見れていなかった自分でもスパイディの続編は見たくなってしまった!!w
でもその続編では、あまりアイアンマンたちアベンジャーズとは関わらないでほしいなぁ・・・と思ったり。
スパイディの魅力は、某アイドルグループのような「会いに行ける(と思わせてくれる)ヒーロー」であって、アイアンマンたちのように世界を守るヒーローになってしまっては、彼はただの蜘蛛男になってしまうと思うんです。まぁ、大勢の意見としてはアベンジャーズとの合流がベストなんだと思うので、それの回避は不可能なんでしょうけどね…orz


まぁそんなこんなでとっても楽しめた映画スパイダーマン!!IMAXの最初のカウントダウンもスパイディ使用になっていて、さらにエンドロールもスパイディらしくて映画本編が始まる前から終わりまでずっと最高に楽しませてくれる観方だと思うので、ぜひIMAXで観てください!!!
最後に:吹き替え版では関ジャニ∞の曲が流れたらしいですが、エンドロールなのかな??あの超上がるエンドロールが差し替えてあるなら、関ジャニ∞バージョンならどう感じるのかも観てみたいかも…(?)