「20センチュリー・ウーマン」感想!母親って、凄いよなぁ

「20センチュリー・ウーマン」観てきました!!
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私自身、この映画は全く見る予定がなかったんですよ。だけどTwitterで勧められて、予告を観るともう次の日には見に行っちゃいました(*´Д`)w
この映画の予告、滅茶苦茶おしゃれなんですよ!!なんかこう、楽しかった思い出や日々を思い出せるみたいな、そんな予告。見たことない方はぜひ見てみてください!映画本編も、しっかりこのおしゃれ感を持っているので、ぜひ見に行ってください!!

そんな私の満足度は4!!!!


ここからは直接的ではないですがネタバレを含みます。でもこの映画は見る人によってとらえ方が本当に変わると思うので、読んでしまったからといって決して映画の面白さは欠かないとは思いますが、一応注意です!





先に言っておきます。
私はまだ(ギリ)ティーンエイジャーです!
観た人ならわかると思いますが、この前置きが絶対必要!!多分もっと上の世代の方はこの感想を読んで「若いなぁw」と思うかと思います。ティーンエイジャーのたわごとだと思って読んでくださいw



誰にでも、親が”一人の人間”だとわかるときってありますよね。親も苦労や不安を持ってると。反抗期を脱した辺りでわかるこの感覚こそ、1人の大人になることの第1歩だと思うんです。
この映画のジェイミーは、その第1歩を踏み出す寸前の男の子。私はものすごくジェイミーに感情移入してみていたんですが、これは見る人によって変わりそうw
ジェイミーに迫るジュリーに、私自身モヤモヤしながら、それでもウラヤマシイと思ったり、でもそんな誘惑を真に受けるんじゃない!!とジェイミーを必死に応援したりと、尋常じゃないぐらい感情移入してしまいましたw

この映画、話のきっかけはドロシーの「息子が考えていることが理解できない」こと。これって、多分ジェイミー本人もわかってない普遍的なことなですよねw思春期の男って、バカだし自分は必死だしで不安定極まりない!
そこでドロシーがとった、人生の家庭教師を2人つけるという選択。ええ、1人の男として単純にウラヤマシイと思いましたよ!wでもその気持ちは、映画が進んでいくとどんどん絶望に代わるんですよね。。。w
2人はジェイミーに、本当の女を教える。私はわかっていながら、でもそれを知っていくジェイミーを観て「ああ、思春期の夢が壊れていく・・・」と絶望してしまいました・・・w



そんなジェイミーと母ドロシーの関係は、どんどんギクシャクした方向へ。ドロシーはジェイミーに幸せになってほしいと思い他のことを疎かにしてでも尽くすけど、ジェイミーの気持ちがわからない。ジェイミーもまた、ジェイミーに”1人の人間として”幸せになってほしいと願うようになる。このすれ違いが歯がゆい!!!
そんなすれ違いを経て、ジェイミーは成長し、ドロシーもまた成長する。”育てる”なんて一方向な関係ではなくて、”協調しあう”関係になれた2人には泣かされました・・・





改めて、親ってすごいですよね。1人の人間を育てることって、当たり前のようにやっているように見えて(見せて)、本当に難しい、手探り状態だし正解があるわけじゃない。そんなことをやってのける親ってのは、なんてパワフルな存在なんだ!!


10年後、立場や母親との関係が変わった時に見てみたいと思える、大事な映画になりました。その時私は、この映画を観て誰に感情移入するんだろうなぁ・・・