「ゴールド 金塊の行方」感想! なんだかなぁ・・・

「ゴールド 金塊の行方」観てきました!
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いつも行く映画館とは違う映画館に行ったんですが、そこにはあの聖剣”エクスカリバー”が!!!!!
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こういう展示があるだけで、テンションっていやでも上がってしまいますよねぇ(*´ω`*)





さてさて、本題に戻りますが、前回から5段階評価になった満足度!!
今回の満足度は3・・・

私はこの映画、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のような野心家があらゆる手を使って駆け上がり、そして転落する系の映画だと思って見に行ったんですよ。
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上記のようなジャンルって大好物なんですよねぇ・・・この手のジャンルは、主人公が如何にしてのし上がり、そして遊び狂い、そして沈む。という楽しい要素が3段階に分かれて、どれも違った楽しみがあるのが魅力だと思うんですよ。もちろんこの映画でも、その面白さはあるんですが・・・

冒頭、どん底にまで落ちる主人公ケニーは、かつて銅山を探り当てたマイケルに会い、血が滲むほどの努力の上に成功する。この映画での成功はすなわち金山の発見なんですが、予告でこの出来事の後のことばかり公開していたり、タイトルも明らかにその後のことを匂わせているためにこの金鉱山の発見が全然「やったーーー!!!!」という気分になれないんですよ・・・
ウルフオブストリートなら、稼ぐたびにばか騒ぎして楽しみ、また稼ぐと社内全体でまたバカをする。という「やったーーーー!!!!」を全面に出していたから、その後のどん底にも面白さが生まれたのに、本作は「うん。知ってたよ・・・そのあとが問題なんでしょ?」と明らかに予告や宣伝が本編のノイズになっているんです。。。
(参考程度に、ウルフオブウォールストリートでの社内パーティシーン→https://www.youtube.com/watch?v=iyqy-RK-Cw4
もしこの映画を観る前の自分に戻れるなら、予告もサブタイトルも何もかも見ないで行け!!と言いたい・・・

そして大儲けしたケニーは、大金を使って豪遊しまくる・・・ここも、あまり豪遊を見せてくれないし、何より札束もあまり見せないんですよね。金塊はストーリー上見せられないとしても、札束って、成功した証のようなものなんだからジャンジャン見せちゃおうよ!!じゃないと成功したって感じもしないからここでもテンション上がれない!!
その後、ケニーはある出来事で破たん寸前まで追い込まれ、さらに最愛の奥さんまで失ってしまう・・・しかし再び彼は成り上がるんですよ!!ここで終わっていれば、彼は最後まで「探究者」だったという終わり方になったのに・・・

この映画は、再び彼をどん底に突き落とすんですよ・・・それも前回よりもハードな落とし方をするんです。
もうどこでテンション上げればいいんだよこの映画!!!と思っていると、最後にある人物から手紙が届く・・・
その内容自体は伏線の回収にもなっていたけど、「お!そうくるか!!」っていうほどでもないんですよねぇ・・・仮にもし、ケニーが実はすべて知っていて仕組んでいたかも、という深みがあるとしても、あの終わり方って、仕組んでいた割にはカネ以外のあらゆるものを失い過ぎているし、かといって知らなかったとしたらケニーだけが最後に少し幸せになるのもおかしいし・・・もっとモヤっとさせるならそれで、スカっとさせるならそれでハッキリしてくれよ!!!




そんな中でも私が1番気になったのは、前フリが見え見えすぎることです。”あれ”が仕組まれていて、最後にあいつに騙されたっていうけど、ずっと”あれ”を絵で見せない、それこそ”あれ”が初めて出てくるシーンでも見せないためにどこかしら「これって、ウソなんじゃねぇの?」と思っちゃいますよやっぱり・・・もっと隠すなら見えないようにしてくれないと。こっちが気を使いながら見ることになっちゃうじゃないか!!

と、散々言ってきましたが、この映画、中盤の鉱山発見までは本当に面白いんです!!鉱山発見→豪遊→転落
という3段階ならこの映画、かなり面白かったのに、鉱山発見→豪遊→転落→復活→豪遊→転落→ちょい復活
という、7段階もの段階があるため、テンポが速すぎる・・・!!ウルフ・オブ・ウォールストリートは、3時間もの長尺を使っても退屈しなかったのに、2時間ちょっとでこの段階は多すぎる・・・


次は「キングアーサー」かも・・・!?w