「キングコング 髑髏島の巨神」感想!

キングコング 髑髏島の巨神」吹き替え3D板を観てきました!
イメージ 1

私は友人(アクション映画なら基本彼と一緒に行きますw)と見に行ったんですが、座席に座ると衝撃!!真横には1人で来たと思われるまだ小学校高学年ぐらいの女の子が!!え!?「SING」とか「ドラえもん」とか「モアナ」とかやってるなか、コング見に来たのか!?!!
と、それなりにどうでもいい話はここまでにして、感想に入ります!

点数は85点!

この映画、ネタバレも何も雑誌や宣伝で散々ラスボスも何もかも明らかになっているし、それよりもあの迫力こそこの映画の核だと思うので、ラスボスだけネタバレがあります。誰が死ぬ誰が生き残るやコングや島の秘密などには触れません。なので面白さには全く影響がない(というかわりと序盤から誰がラスボスかはハッキリしますのでw)とは思いますが、一応忠告でした。





まず前提として、私はキングコング作品は本作が初めてなので、ファンの方が見ると違う意見を持つかもしれません。(後に出てきますが、ゴジラ作品も同じようにほとんど見たことがないです)
この映画、2014年のハリウッド版「GODZILLA」と世界観を共有する映画で、また「超有名怪獣映画をリブート」という意味でも重なる部分が多いと思います。
イメージ 2

2014年版「GODZILLA」、私は人間ドラマ部分以外はかなり楽しめたんですよ。
特にゴジラやMUTOの見せ方が良い!

溜めに溜める演出、それも見る人によっては腹が立ってくるぐらい溜めてからの”ゴジラドーーン!!!!そしてギャオォォオォォォ!!!!"この流れに私は半分涙目になるほど興奮しました・・・。2014年版「GODZILLA」最大の美点であり、怪獣映画に「溜め」の演出が無くてはならないと再確認しました。



その(一応)前作を踏まえてのキングコング!前作では溜めに溜めた”主役登場”を、今作では冒頭であっさり見せる演出も、乾いた緊張感がしっかり出ていて「これはこれで、良い!!」と冒頭からガッツポーズ!!

本作では「溜め」はスカルクローラーのほうに託されていたんだと思います。ですがその「溜め」の演出が・・・「GODZILLA」のような「何か小さなことが起こる→次第に大きく→怪獣ドーーン!!!」のような流れがあるわけではなく、セリフで「デカいスカルクローラーはやばい」と連呼するだけでした・・・
それに、そのラスボスのスカルクローラーも、中盤で中途半端にデカいスカルクローラーたちを見せてしまっているため「溜め」の演出が台無しに・・・もっと見た目を普通の奴らと違うようにするとかして威圧感を出してくれよ!!
「あ、またスカルクローラーキングコング戦うのか・・・え!?ラストバトルかこれ!!」って感じになってしまうほど「溜め」が出来てなかった・・・。




結構批判気味に書いてしまったけど、コングの絶対的な安心感や、ジュラシックパークのようにあっさり仲間が殺されていく感じも面白かったし、何より戦闘シーンは圧巻!!GODZILLA」では夜、それも真っ暗の中でしか戦ってくれなかったのに対してコングはほとんどが昼間!!白昼堂々大暴れですよ!これは映画館で迫力を味わってほしい・・・

さらに人間ドラマ部分も、「GODZILLA」のようなお粗末なものではなく「ジュラシックパーク」のように全員の特技をしっかりつなぎ合わせて行動していたのも良かった。(ただサミュエル・L・ジャクソン演じる空軍大佐だけは、サミュエル・L・ジャクソンの厳しいけど頼れる上司の演技と中盤からの急変は飲み込づらかったけど・・・)




総括すると、「GODZILLA」の悪いところはしっかりカバーしつつ、独自の面白さを発揮できてたと思う!そのせいで失った部分もあるけど、それは次回作に期待!!


最後に、私は吹き替えに俳優や芸能人を使うのは、「役に合っているならOK」と思っているんですが、この映画、絶対字幕が良いです!!!!!!!!声を大にしてもう一度言います。
字幕を見ろ!!!!

そしてエンドロールはやっぱり最後まで見ようぜ!!!(私の見た時は半数ぐらいの観客が最後のアレを観ていませんでした・・・)