MGSFN---第2章---「蛇の王」 ブリーフィング

※このブログはMGS4の、その後をストーリー仕立てで考察するものです。第1章を上げているのでまだ見てない方はそちらからお願いします。
MGSのネタバレを含むので、ご了承ください。
MGSファンの方の意見や感想が聞きたいので、出来ればコメントお願いします!
Twitterでは金曜と日曜に更新しています。


雷電の回収に向かっていたヘリが帰投した。

機内に入ると、メリルが立ち上がって、挨拶した。
メリル「あなたがジョン?私はメリル。よろしくね。」
雷電「あんたが噂の元RAT PATROLの?。ああ、よろしく。博士、求心者達のデータはどうだった?」
博士「解析した結果わかったのは、彼らは1か所にいるわけじゃない。世界各国に拡散している。幹部は総勢15人。時間は掛かったけど、彼らの居場所は特定できた。」
博士は大きな世界地図を取り出した。

博士は地図に記しをする。ヨーロッパに3か所、アジアに4か所、北米に2か所、中南米に3か所、アフリカに3か所。
博士「彼らはここにいる。詳細の特定はまだだけど、これでやっと、奴らの尻尾は掴めたよ。」
雷電「リンクス達は、この地図のどの記しの方向に向かった?」
雷電は1番気になっていたことを聞いてみた。リンクスには、何かこの謎の全貌を掴めそうな気配を感じたのだ。

博士は目をそらす。
博士「ごめん、雷電。リンクスを乗せたヘリの追跡は出来なかったんだ。」
雷電は悔しさを隠せなかった。
メリルがこちらに歩きながら話し始めた。
「でもジョン、私達も奴らの尻尾を掴んだわよ。奴らは今、大規模な何かを作っている。その施設はここよ。」
メリルは地図に指をさす。

すると、オリヴィアは何かに気付いた。

その様子を見て、メリルは少し嬉しそうに話をかける。
「気付いた?彼らの居場所とこの施設の場所は一致してる。まだ施設は2か所しか見つけてないけど、まだあるはず…それもこの記しのどれかに。私達はアジアの方の施設に向かうわ。ジョン。あなたにはこっちを頼むわ。」

メリルは北米にある記しを指さす。

メリル「アジアの方は人員は少ないけど、機械による警備が厳重過ぎて、潜入は難しいわ。だから私達が正面から叩く。潜入には北米の施設の方がが向いてるのよ。こっちは外からでも聞こえるほどの騒音が鳴っているから、物音を隠してくれるはず。それにここからも1番近いわ。」

雷電「騒音?」
メリル「現地の仲間の報告じゃ、金属が軋むような音が外からでも聞こえてるみたい。」

博士「それに雷電。ここから1番近いなら、リンクス達もここにいるかもしれない…。ヘリではそう遠くにはいけないはずだしね。」

メリル「でも気を付けて。奴らの仲間にはあなたのお父さん、ヒューイ・エメリッヒ博士がいるわ。彼は何か兵器を作っていた…。しかもそれは、もう完成している可能性が高い…。もし彼が、かつて作ったような『直立』二足歩行兵器なんてものを作っていたら…私達に勝ち目はないわ。
それにリンクス……『山猫(オセロット)』。オセロット愛国者達の宿敵であり仇。そんな名前を名乗るなんて、どう考えてもおかしい…。」

メリルの忠告に全員が沈黙する。




沈黙を破り、博士は話し始めた。
博士「もしかすると、僕達はとんでもない見落としをしてるのかもしれない。でも、それを知るには情報が必要だ。雷電、疲れていると思うけど、すぐにでも出撃出来そうかい?」


雷電「ああ、急ごう。山猫を逃がす前に。」