「シャザム!」感想!!!14歳の少年がスーパーパワーを手に入れたら、内に秘めた無限のワクワク魂がもう大爆発!!

「シャザム!」(2D字幕)

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お久しぶりです。久しぶりに映画観てきましたよ!

最近、メキメキ成長しているDCFU最新作!!吹替問題とか、宣伝問題とか色々あったけどそういう部分には触れない(吹替では観てないので)でおこうと思います!

 

 

 

本日のお品書き

 

 

 

DCFU初のコメディ

DCFU史上最もコメディな作品でした。これまで、特に近作の「アクアマン」や「ワンダーウーマン」も結構コメディ要素は入っていましたが、本作は明らかにコメディ中心。コメディとヒーローものって、相性悪いと思うんですよね。どんなにヒーロー的なメッセージを語ったり、ヒーロー的行動をしようとしてもコメディが入ると完全にノイズになっちゃう。だから大体のヒーロー映画では、コメディ要素は味付け程度に抑えてる。

一方で、これまでもヒーローものでコメディな映画があったのも事実。例えば「アントマン」。本作と「アントマン」はかなり近しい所があると思ってて、MCUは「アントマン」や「GotG」があったからこそ、コメディにも振れるように、よりシリーズとして多彩になりました。シリーズとして成り立たせるために絶対必要な要素として、DCFUに必須だった要素として本作があると思う。傑作、良作とかは置いておいても、今後のDCFUを担う上で大切な一本だったなぁ…。

 

 

稲妻ビーム!!

そんなコメディ一色な本作。何が面白いって、思春期一歩手前の子供が超人になっちゃう設定ですよ!!手からビームが出てテンション上がって、兄弟とジャンプしてみたり火をつけてみたりコンビニ強盗を倒したりビールを飲んでみたりパブに入ってみたり…。子供の頃、新しい何か、例えばゲーム機だったり、オモチャだったりを手にした時の”無限のワクワク魂”がここに詰まってるんです。もう、最高なんです。しかもそれが人助けになったり、周りから評価されたりと、そりゃ有頂天に「稲妻ビーム」しちゃいますよねw

 

 

家族

そんなビリーは孤児として育ち、家族を信用できないでいる。よくある、イヤな親だったり兄弟がいるわけでもないんです。ただ、信用できないでいる。それは、本作のヴィランであるサデウスも同じで、厳格な父を信用できなかった。ビリーは、親切にしてくれる人にどう接したらいいかわからないんですよね。でも最後には、家族を信頼できるようになる。この映画では、血がつながった家族との再会をあまりに残酷に描くんですよね。”家族”という構造は、親が子供を想う気持ち、子供が親や兄弟を想う気持ちの両方が合わさってやっと出来上がるんです。だから、サデウスの家族はもちろん、ビリーと血のつながった母にも、”家族”は生まれなかった。

 

 

 

ヒーロー

そんな同じ境遇を経ていたビリーとサデウス。彼らの最も異なる点、シャザムに選ばれる点は、ラストに集約されてる。家族を傷つけようとしたサデウスを、ビリーは助ける。人を助けたい、と純粋に思う気持ちこそ、ビリーにあって、サデウスになかった”スーパーパワー”なんです。それを共有出来ていたからこその、ラストの兄弟姉妹アッセンブルですよ!!ここホント燃えたなぁ……w

無責任に力を使いまくることを経て、次第に大体の映画が大前提としてやってる、ヒーローとしての役割、人を助ける気持ち、責任をビリーは少しずつ学んでいく。いや、開花させていく。どれだけ悲しい過去があったり、力を求めていても、その部分でもうサデウスは負けていたんです。

 

 

DCFUという世界

と色々語りましたが、本作は結構別のヒーローの名前が出てきましたよね。バットマンだったり、スーパーマンだったり、魚と話すアイツだったり。でも、お互いが良い感じに干渉しすぎないんですよね。それは今後のDCFUアッセンブルの雲行きが怪しいからって理由かもしれませんが、なんにせよアッセンブルを前提とした交わりではなく、個々のヒーローだけをちゃんと立てるんですよね。この距離感が良かったし、これは続けてほしいなぁ…。

 

 

最後に

絶対観るべき、それも親や兄弟姉妹と観るべき映画でした!!今後のDCが、もっともっと楽しみになること間違いなし!!アベンジャーズの話題一色になる前に是非!!